2018
○日時:3月23日(金曜日)
○ルート:マイントピア~日浦登山口~銅山峰~日浦登山口
~マイントピア
○参加者9名 ガイド 今村
月曜日から木曜日まで降り続いた冷たい雨が、金曜日には嘘のように晴れ上がりました。
山が私達を待ってくれていたのでしょうか?
9時20分 日浦登山口を出発し、なだらかな坂道を行くと石垣が見えてきました。接待館跡、採鉱課長宅跡の長いレンガ塀も現れ、
十文字模様の空間を作って積み上げたその塀は、とても可愛いらしくおしゃれ。登山口のトイレの壁も十文字。
そして醸造所跡の煙突や窯も残っていますが、レンガの耐久性には驚きです!少し先には、小学校跡の苔むした長い石垣と劇場跡の100mにも及ぶ見事な石垣と階段があり、当時の繁栄を伺い知りました。
次に小足谷川を渡ると、夏は木々に覆われ見えにくい高橋精錬所跡の暗渠が現れてきました。辺りの石や岩は茶色に染められ鉄分がまだ残存しているようでした。
10時半にはダイヤモンド水広場に到着し、少し早目の「もぐもぐタイム」~うっすらと雪化粧した広場。斜面にはツララがシャンデリアのように輝き、お菓子を分け合いながらとても美味しく楽しく頂きました。
お腹を満足にすると、ここから険しい山道に! 森の中はドンドン雪深くなり慣れない雪道を恐る恐る歩き、正午に目出度町の社にたどり着きました。「ここまで来たよ~」っと雪だるまを作ってそっとお供えしました。
その後も、恐ろしい橋を渡ったり、ぬかるみに足を突っ込んだりしながら、蘭塔場の上道を通り何とか13時に銅山峰に到着!
仰ぎ見る蒼天! 木々には氷の花が咲き、眼下には愛する新居浜、四阪島、穏やかな瀬戸内海を見渡しホッとしました。
しばし堪能すると、峰地蔵さんに帰路の無事を祈りいざ下山!まだまだ好奇心と恐怖が…
銅山発祥の記念すべき歓喜坑、半円形の芸術的な石積みの第一通洞(南口)を見学すると、16時前に全員無事に日浦に戻りました。
露頭は、「路頭に迷い」私達には発見できませんでしたが、切上り長兵衛に始まり閉山までの人々の努力と歓喜と苦難。
残された遺跡を自らの足でたどる事で、ますます多くの人に知って欲しい、そして後世に語り続けたいと思いました。
それにしても、ガイド役の今村さんの別子銅山に関するお話や、自生する植物など豊富な知識と健脚ぶりには脱帽です。
次回までに、もっと頭と足を鍛えておかなくては~~
(阿部)
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